宅飲み派日本酒ブログ:口当たり甘め

21から日本酒ばかり飲んでいるティルニアが日本酒の話をするところ。

〈04〉【日本酒の記録】尾瀬の雪どけ 吟風&きたしずく

尾瀬の雪どけ 純米大吟醸生酒 彗星、吟風&きたしずくバージョンを買ってきました。今回は吟風&きたしずくの紹介です。

館林市龍神酒造が毎年やっている尾瀬の雪どけ各県コラボシリーズも三年目になります。私自身は初めての購入ですが岡山、広島コラボの評判はどうだったんでしょう?(そもそも一年目は発売時未成年なわけですが…)

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このラベル、めちゃカッコイイんですけど上から撮ると映えないんです。難しい。

 

 

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まずはスペック

度数:15度

使用米:北海道産吟風&きたしずく各50%

精米歩合:50%

火入れ仕様:本生

備考:BY29

いつもの生詰ではなく生酒ですね。

折角の限定酒なのでもっと仕様が見てみたくはありますが龍神さんはあんまり公開してないんですよね。上田市、沓掛酒造の「互」というお酒は表示がものすごいことになってます。

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1.5超の酸度に慣れていた私にとっては酸度が高めだったのでちょっと苦手だったんですけど面白い酒なので他のスペックのも飲んでみたいです。

 

続いてはオゼユキ恒例の裏貼りを紹介

毎年勝手にコラボと称して、他県産米とフィーチャリングして醸すフェス第3弾。
岡山、広島に続く3年目の今年は『北海道』をフィーチャリングしました。

ほのかにライチや洋ナシを想わせる香り。
酸と甘味の輪郭がはっきりとした味わいです。
余韻短く口中で雪のようにとけるように消える、まさに道産米らしいキレのある締まった後口が特徴。

さらっと試された大地とか入ってますね…

こちらは試されすぎた大地、北海道です。これ毎年やってたんですねw

 

では飲んでいきます。無濾過ではないので色は透明で、甘い香りをわずかに感じます。口に入れるとしっかりとした酸味と甘味を感じ、余韻は短く去っていきました。まさに淡麗な北海道らしい日本酒感が出てますね。普段のオゼユキの厚みと比較すると薄さが際立ってかなり意外性があります。やはり酒米の違いなんでしょうか?

北海道で生まれながら北海道の吟醸酒は北の勝という珍客以外飲むことが無いのであまり詳しいことは言えないのですが北海道で毎年このお酒が飲めればいいのにと思う素晴らしい出来です。特に純米大吟醸クラスとなると手が届かない値段ばかりですからね。

 こちらは先日まとめた北海道の大吟醸一覧です。ネットで調べられる限りの情報ですが酒米精米歩合を記載しています。各ホームページで眺めてましたが720で二千円から五千円程度まで幅がありました。

当たり前ながら吟風×きたしずくの組み合わせは見ませんでした。また、山田錦で造っているのは一部の蔵にとどまります。

 

ここらで元に戻りましょう。今回の尾瀬の雪どけですが裏貼りの通りほのかに甘い香り、しっかりとして酸味と甘み、そしてかなり薄さが際立っていてあっさり飲み干せる酒でした。

 

どこぞの北海道フェス?でも好評だったそうです。尾瀬の雪どけはこの時期も新しい酒を次々と出しているみたいなので他も飲んでみます。

それではまた。

評価(筆者の気まぐれ)7.2/10