ということで本日は群馬県沼田市、永井本家さんの利根錦を紹介します。
利根錦は群馬県の永井本家さんが醸しているお酒です。過去に外飲みした時にの印象が良かったので先日の初しぼりに引き続き購入しています。
こっちは最近買った利根錦の純米吟醸袋しぼり pic.twitter.com/qBnlZmDtKg
— ティルニア@口当たり甘め (@thirunia0155) April 29, 2018
かなり重たいタイプの甘系山田錦酒でした。独特のドロッとした口当たりが、良くも悪くも印象的でした。
実はこの永井本家さん、出羽桜酒造から修行を終えた跡継ぎが戻ってきたそうです。跡継ぎはこの袋しぼりが初めての責任醸造だとか。
では今回もスペックから紹介してきましょう。
まずはスペック
度数:16~17度
使用米:山田錦
精米歩合:50%
火入れ仕様:一回火入れ(詳細不明)
日本酒度:-4
酸度:1.6
使用酵母:不明(後述の香りから9号系?)
備考:原酒、要冷蔵
価格:1680円?(税抜き)
なんと、当ブログ初めての山田錦酒です!!!山田錦は流輝以外当たりが無かったんですよね。なぜ無いかと思ったら、今シーズン群馬県内ナンバーワン酒(筆者評価)だった流輝がの記事を書いていなかったのでした。山田錦の50%だけあって価格はやや高め。
さてスペックですが日本酒度-4というかなり低めの数値、一回火入れの原酒というこの辺りではあまり見かけない規格です。
日本酒度-4で夏酒っぽさが出るのか気になりますが飲んで確かめましょう。
柑橘系の香りと予想外の爽やかさ
いつも通りワイングラスに入れて香りを確かめます。香りは酸味が立った柑橘系~さくらんぼの香り。ロックにすると酒エキスの香りが露骨に見えます。日が経つとより強烈な柑橘系の香りを感じることができました。
そして飲みます。これは確かに夏酒っぽいです。日本酒度-4だけあってそれなりに甘いのですが常に主張するほどよい酸味があるので甘すぎる感じはしません。苦手さを感じること無く四合瓶を飲み切りました。
ちょっとこれは想定外です。見事な一品でした。個人的には夏酒みたいなタイプ好きになれないんですけどこれは好きです。
利根錦、今後にも期待
利根錦、先に書いた通り次世代が帰ってきました。初年度からこのクオリティのお酒ができるなら次も期待できそうです。
群馬県内の各蔵でも世代交代が起こり始めてますのでその進化の軌跡は買って確かめていきたいと思います。
評価:8.8/10
記事にした群馬酒達
次回は会津酒五本目、会津宮泉を取り上げるかと思います。それではまた!
(巌の山田錦で美味しかったのあったら教えて下さい…)
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