こんばんは、どうもティルニアです。今回はまた群馬の蔵、半年ぶり二本目の巌を買ってきました。前回書きそこねたのでブログでは初登場です。
巌を醸す高井さんは、硬水を活かして群馬では珍しい腰の太い酒を中心に製造しているようです。自分でそう言ってる通りで、商品は純米吟醸より純米酒の方が多い気がします。純米酒のラインナップは数え切れないほどありますが純米吟醸はこれ以外に二、三種類くらいしか見かけたことがありません。ちなみに前回飲んだのは純米吟醸Rose(山田錦の55%)ですが今年度*1から精米歩合が上がったらしいです。
ではスペックへ
まずはスペック
度数:17度
使用米:雄町92%、山田錦7%
精米歩合:45%
火入れ仕様:本生
日本酒度:+0.5
酸度:1.7
使用酵母:701号
備考:無濾過生酒、蔵側で約一年熟成。もろみ日数40日
価格:2160円(税込み)
お値段しますよね。でもそれも納得の山田錦&雄町45%です。店主曰く実験的なお酒とのことです。ちなみに火入れも出てて、店によってはそちらを取り扱っているようです。
高井さんのお酒はスペック詳細が色々書かれていますが一年熟成ともろみ日数40日が珍しいですかね。山田錦を微妙に使ってるのも珍しいか。
瓶詰め日から見てBYは推定29年度。
では感想の方へ
ティルニア舌メーター
この後の文章がわかりにくいならこっちだけ見ればいいさ。きっとイメージは掴めるはずさ。というコーナー
淡・・*・・・濃
甘・・・*・・辛
酸味:たっぷり
苦味:若干
渋み:ほぼ無し
初日は最高。
まずは冷酒から。色はやや黄色。ワイングラスで飲み始めましたが香りは綺麗なぶどう系のものが出てました。せっかく香りが出ているのですが、このお酒は陶器のおちょこやぐい呑みで飲んだほうが良さそうな感じがしたので2日目以降は珍しく陶器に頼ります。
初日は鋭い刺激。液はやや淡めで強い刺激、雄町らしい溶け方もいくらか感じられます。酸味ズドンときてその周りのバランス(特に甘味苦味)も◎。
二日目以降は甘さが引いてやや淡麗辛口気味の方向に。冷蔵庫から出してすぐ飲んでばかりだったのが悪かったんですかね。相変わらず酸味はよく出てましたが初日の良かったところを感じにくかったです。 もう少し引っ張っても良かったんでしょうが在庫が無かったのでさっさと飲んでしまいました。
同時に飲んでいた玉川の祝の方がいい時期は長く続きましたがこちらも開栓直後は見事でした。適温が少ないのが難しいです。
評価8.5/10
うちの日本酒はホント度数高いのが多いですね。平気で17度や18度が続きますから。
と書いたのが前回でしたが今回は17度、次回は18度の玉川です。ほぼ同時に開けて一週間以上かけて楽しみました。ここまで振り切れると甘口が恋しくなりましたw
おまけ
儀兵衛 純米吟醸雄町中取り雫酒(本生)
— ティルニア@口当たり甘め (@thirunia0155) 2019年4月15日
昨シーズンのマイ・ベストです。今年はどうなってるかな? pic.twitter.com/lVzDdPPI9G
*1:うちのブログで年度というと酒造年度のことです。開始は7月1日