生もと系酒母で有名な秋鹿酒造と丸尾本店の悦凱陣飲み比べです。どちらも甘みを抑えた旨味系の強いお酒で人気の蔵ですのでご存じの方も多いかと思います。
まずは秋鹿。生酛純米雄町無濾過生原酒、へのへのもへじラベルなので自社田の無農薬栽培です。雄町の70%、7号。昨年3月から部屋で常温保存。大体20度弱。
ドライです。辛味でピリピリしますが口の中で転がすと甘さもあります。が、本命の旨味が強いです。この手の無濾過生原酒の中ではサイズはあまり大きくないのですがそれでもしっかり味が出ていることを再確認しました。口当たりは割と丸いです。
後攻、悦凱陣。赤磐雄町の68%、こちらは30BY、むこうは19年3月上槽。ただ、開栓がこっちは11月でそれ以降常温保存です。熟れたぶどう感、くすんだ渋み。ジューシーに酸が弾ける。これは秋鹿でもあるからタイミングかな。凱陣はいつでも酸が出てドライというか尖ってるので丸くなる秋鹿とは露骨に差があります。
ちなみに凱陣は二本目です。一本目の長期開栓済み常温保存Ver(2合瓶詰め)の方が進んでいて美味しいというのは何か自家熟成の参考になるかもしれません。
どちらにしろお燗のレビューも記録しなければなりませんね。ごちそうさまでした!
この辺りもそろそろ単独記事を書かないといけませんね!早速書きたいのですが諸事情につき来月になるかと思います。来月は旭若松のBY違いレビューなんかも書けるかもしれません。