宅飲み派日本酒ブログ:口当たり甘め

21から日本酒ばかり飲んでいるティルニアが日本酒の話をするところ。

〈31〉【日本酒の記録】風の森 純米雄町80しぼり華

こんばんは、ティルニアです。実は最近コメント欄をユーザー以外に開放しました。気軽にコメントどうぞ。ただ、気まぐれなので必ず返信があるかは保証しかねます。ごめんね

さて、最近はちょっとした有名銘柄が続いてますが今回は風の森です。実はしぼり華の雄町60も買ったんですけど盛大に外したんで記事にしてなかったんです。輪郭もボケてるしボディが潰れてて全く好きになれなかったんですけど何が悪かったんでしょうね。

さて、気を取り直して風の森を指名買いして雄町の80です。ブログに書いているということはそれなりの出来だったということですね。では雑ながら残りは続きに残しておきます。

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〈29〉【日本酒の記録】咲耶美 純米吟醸秋あがり(無濾過原酒)

こんばんは、ティルニアです。この頃すっかり寒くなってきてひやおろしにぴったりの季節になってきましたね。ということで今日は先にひやおろしの記事をアップします。

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今日は群馬県長野原町・貴娘酒造から咲耶美です。確か初の出荷が26BYだったはずなので四年目になりますかね。もう少し遡れば五年前は主力銘柄の貴娘の方でひやおろしを出しているらしいことが確認できました。

日本酒ブログ方面では結構高評価らしいのですが、それは去年の春に咲耶美の純米吟醸荒走り(ピンクラベル)を飲んでから知りました。確かに美味しかったけどそこまで評価高いのかと驚いたものです。

ただ、今回買ったのはお気に入りの1801号酵母の方(ピンクラベル)ではなく9号酵母の方です。去年9号酵母の生(グレーラベル)試したけどそんなに良い印象無かったなということはこの秋あがりを買ってから思い出しました。

 

ではそろそろ本題に

まずはスペック

度数:16度
使用米:美山錦
精米歩合:58%
火入れ仕様:一回火入れ
日本酒度:-1
酸度:1.7
使用酵母:9号
備考:グレーラベルの一回火入れ版、無濾過原酒

価格:1400円(税抜き)

使用米は咲耶美の特色とも言える美山錦。そして咲耶美でいつも見る60%をやや下回る精米歩合です。酸度はやや高めですかね。

では飲みましょう。

強めの酸味と適切な甘さ

香り:かなり抑えめ。パイン~りんごかな?と思うけど瓶からは酢酸イソアミル系の香りがはっきりと。店舗の紹介ではマスカット系とか書いてありました。

味:初日の入りはガス感アリ。淡い。甘くて薄くて酸味が立ってる。酸味があるんだけど甘いので悪い感じはしない。厚みがないので濃い味のものは合わせられないかなと思ったけど甘くて味の濃いものが合わせられないだけだった模様。薄いって書いたけどしっかりと味わおうとするとは可能。

後味:苦味が少し。咲耶美でよく感じるものです。

4日目には悪いアルコール臭が出てきました。やはりこれ系のお酒は悪くなるまで一瞬のようです。

5日目はまぐろの刺し身と合わせて飲みました。淡いと思ってたんですがしょっぱい油ものと合わせればしっかり甘いです。

 

今回は合わせ方失敗したかな?外で出てきたら文句ないレベルなのは間違いないですが次買って飲みたいかと言われるとちょっと悩ましい一本でした。

 

参考:思い出せる範囲で比較

荒走り:ガス感有り。三日目くらいにはもうダメになってて一週間もすると完全に甘くなって炭酸割り専用になってしまったのでさっさと飲みましょう。

うすにごり:今年のオススメ。典型的なカプ系うすにごりです。これもさっさと飲むこと推奨。

ブルーラベル:某所で試飲させてもらいました。うすにごりとは違った方向性で丸い甘みが出てました。後味はほどよくすっきり。夏酒にありがちな悪い軽さドライさはあまり見えなかったので来年は買ってみようかなと。

9号酵母生:あんまり印象が残ってないけど酸味強めだった気がする。

 

 

評価:8.4/10(リピートは悩むレベル)

 

記事にした群馬酒達

 

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書きたい記事メモ

 

 

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〈28〉【日本酒の記録】三光天賦 山廃純米雄町(無濾過生原酒) 28BY一年熟成

こんばんは、ティルニアです。

今日は一風変わったお酒を買ってきました。購入店はこの前紹介したこだわり親父のお店です。前回買ったのが玉川の雄町、結構前に買ったのが旭若松の雄町だというと「三光天賦か高柿木だ」と勧められたのでそのまま購入。西日本の銘柄は知っていてもどんなものか知らないことが多いので酒屋にお任せ気味に。

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山廃と生もとがあったので今回はやや飲み慣れた山廃をチョイス。しかしこの選択は正解だったのか…?ちなみに時代の流れからか生もとの方が人気だそうです。飲食店に人気だとか。

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杜氏・高垣克正氏

かつて奥播磨の蔵に勤めていた高垣杜氏ですが別な酒蔵に移りその蔵で杜氏をやめようとしたところを酒屋仲間でなんとか引き止め、20BYから岡山県西端の新見市哲西町の三光正宗さんで杜氏を勤めていました。

この三光正宗さんですがニコニコのコラボ商品を作ったことがあるようですね。日本酒と焼酎があったそうです。

その三光正宗さんで造った酒を「克正」と言います。高垣さんは27BYで引退し、28BYからは後任の杜氏が勤めていますがそれに伴って商品名も変更になったようです。

変更になった名前が「三光天賦」。ちなみに高垣杜氏命名

長くなりました。では本題に入ります。

まずはスペック

度数:18度
使用米:哲西町産契約栽培雄町使用
精米歩合:65%
火入れ仕様:本生
日本酒度:
酸度:
使用酵母:701号
備考:蔵コメント・濃醇辛口 28BYを30年8月に購入
備考2:30年6月製造(これは瓶詰めまたは出荷の日を表しているらしいです。)

価格:1500円(税抜き)

28BYを30年8月に購入しました。

冗談でもなんでもありません。まさかの生熟成です。生もとは29BYもリリースされているそうですが山廃の四合瓶は今年造らず。発注したのは同時だぞとのことですが28BYのお酒が届いたらしいとのことでした。

使用米は地元産の雄町です。雄町と聞くとやはり期待したくなりますね。

ところで調べていくとこのお酒、少し寝かせて置いたほうが良くなりそうとのこと。これは美味しいロットを引いたな?

では飲んできましょう。

冷しては飲むのは微妙。となると燗にするしかない!!

いつも通りワイングラスに入れて香りを確かめます。これは苦手なタイプの熟成香です。さて困った。

次に味です。やはり酸味が主張します。ボディこそありますが甘みはあまり感じず苦手なタイプの味わいです。苦味が強いのかな?やはりキレは良く辛口タイプではあるようです。

こうなればやることは1つ。生酒だろうが遠慮なくお燗にします。どこかでぬる燗が良いと聞いたので今日は沸騰した鍋の火を止めて一合徳利を浸けて二分待つことに。一分経った頃から温度計を挿すと二分で丁度四十度になりました。カンも良し。

気になるお燗の味わいは?だいぶ甘くなったかな?熟成香もすっかり消えて飲みやすいです。これは最初から燗一択でしたわとちょっと後悔。

次の日もぬる燗で楽しみました。美味しかった。

 

評価:8.6/10(リピートも視野レベル)

 

次回は以下のどれかの記事になるかと思います。

それではまた

書きたい記事メモ

 

 

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〈27〉【日本酒の記録】廣戸川 純米吟醸無濾過生原酒 

こんばんは、ティルニアです。

今日は東京編で購入した酒の二本目、こちらは銘柄名指しで購入した廣戸川の紹介です。これも飲んだの結構前になってしまってかなり記憶が曖昧ですが未来な自分のために書き残しておきます。

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 購入までの経緯は以前の記事達に譲って早速紹介に入ります。

前回の廣戸川

thirunia.hatenablog.jp

 これ以上は以前に語っていて特別語ることが無いので本題へ

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〈26〉【日本酒の記録】豊国 純米吟醸(中取り本生)透明で硬質な雫と適度な甘味旨味

こんばんは、ティルニアです。実はうちのブログは午後6時か9時に更新することが多いので気になる方はその時間に覗きに来てください。まだ東京編のラストを書いてないのですが結構準備が必要なのでのんびりお待ち下さい。

ということで今日は東京編で購入した豊国の紹介です。

thirunia.hatenablog.jp

 購入までの経緯は上の記事に譲って早速紹介に入ります。

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豊国酒造合資会社

豊国酒造は飛露喜や天明等の銘柄の生産地としても知られる会津坂下町にある蔵です。主力銘柄は豊国や豊久仁。

ちなみに福島県古殿町には「東豊国」や「一歩己」で知られる別な豊国酒造があるそうです。どちらも合資会社になってるし厄介な…

記事を書くために色々と調べてみたところ興味深い記事があったので一節を引用します。

基本に忠実に手抜きをしない」、それが豊国酒造の酒造りだ。地元産の五百万石などの米を用い、原料の性質を見極め、丁寧に仕込む。そして、しぼりは普通酒から上級酒まで全量「ふなしぼり」で行う。時間はかかるが、やはり酒質が違うという。

http://www.kennan-syuhan.co.jp/brewery/069.html

ふなしぼり…なんだっけ?ということで検索してみるとわかりやすい記事でお馴染みのKURANDさんの記事がヒット。

搾りは昔から伝わる日本酒の搾り方。酒袋と呼ばれる縦50cm、横20cmくらいの布袋に醪を入れて、横にしながら重ね、上から圧力をかけて搾る方法のことを指します。

日本酒通への一歩を踏み出すために知っておきたい!「搾り方」で変わる日本酒の味わい! | KURAND(クランド)

定番のヤブタ式や高級酒に使われる袋吊りとはまた違う搾り法のようです。

長くなりました。では本題に入ります。

まずはスペック

度数:17度
使用米:福島県産夢の香
精米歩合:55%
火入れ仕様:本生
日本酒度:-2
酸度:1.7
使用酵母
備考:29BY、通年商品

価格:1566円(税込み)

このスペックで中取りを通年というのは初めて聞きました。とはいえ中取りに関しては書かれていないこともあるので実際どうなのかはわかりません。

酸度がやや高めの数値ですがそれ以外は普通。夢の香という米も今の所お気に入りです。

 ちなみに購入時の印象はこんな感じ

「豊国の純米はさすがに硬すぎる」 (前者は飲み慣れた町田酒造とかを思い出す柔らかいタイプだったのに対して豊国はものすごく硬かったんです。これ以上の表現がお思い浮かばない。) 店「それじゃやや香り系だけど豊国の純米吟醸なんかはどう?」 テ「青年試飲中…」 ( ˘⊖˘) 。o(いくらか感じる香りも抵抗無いしちょっと硬い気がするけど結構良いな)

【閑話休題】東京に行った話2日目前編 飲む、買う日本酒ツアーの日 - 口当たり甘め

では飲んできましょう。

透明で硬質な雫と適度な甘味旨味

いつも通りワイングラスに入れて香りを確かめます。りんご系の爽やかなものです。このくらいの香りだと食中酒としては最高だと思います。

次に味です。口に含むと透明感のある超硬質な雫を感じます。驚くレベルで硬いです。

きっと旨味が強いのでしょう。甘みはやや強めで適度な酸を従えて喉に吸い込まれていきました。キレは良し。

今回は珍しく食中酒として頂きましたが素晴らしい一品でした。機会があれば次回も買いたいとは思いますがしばらくは他の銘柄を開拓することに集中することになるでしょう。

 

 

評価:8.8/10(リピート必須レベル)

 

次回は以下のどれかの記事になるかと思います。

それではまた

書きたい記事メモ

 

 

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