宅飲み派日本酒ブログ:口当たり甘め

21から日本酒ばかり飲んでいるティルニアが日本酒の話をするところ。

今年一年ありがとうございましたの記事

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<44>【酒の記憶】梵 純米大吟醸 無濾過生原酒

どうもティルニアです。今日は珍しく超有名銘柄を取り上げます。そのへんに獺祭の取扱店あるわけでもないので有名酒といったら久保田か〆張鶴くらいなんで次に出てくる有名酒はこの辺になるかと。買うかは別ですが。さて本題に戻りましょうか

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ラベル正面。裏貼りが無いので表に色々と書いてるんですね。

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左右から撮るとこんな感じ。

加藤吉平商店福井県鯖江市にある蔵です。HPで紹介されている全商品が本醸造を除く特定名称酒、特に純米大吟醸酒が中心になっているため全国でも最大手蔵に次ぐ出荷額を誇っています。そんなわけでブログでは(有名すぎて)取り上げるほどのものでもないみたいな書かれ方も見かけましたが一回くらい書いておきたいので簡単に書いておきます。

まずはスペック

度数:16度
使用米:兵庫県山田錦
精米歩合:50%
火入れ仕様:本生
日本酒度:
酸度:
使用酵母
備考:氷温熟成一年以上、山廃の中取り無濾過生原酒

価格:1800円(税抜き)
参考:梵 中取り 純米大吟醸 無濾過生原酒(加藤吉平商店) 通販|佐野屋 地酒.COM

このお酒を飲みながら詳細を調べていたら山廃造りということが発覚して味への違和感が吹き飛んだというお話は下で詳しくしますが特A山田錦使用、山廃、無濾過生原酒の氷温熟成1年以上という値段に似合わないふざけた豪華さを誇っています。

普通なら最低2000円はするようなお酒なのに1800円で売っているという。たまに相場より全体的なラインナップ安い蔵ってありますよね。少し心配になることがあるんですけどこの蔵に関しては心配無用でしょう。

 

では感想の方へ…かなり記憶の彼方なので薄いのはご了承願います

ティルニア酒メーター

この後の文章がわかりにくいならこっちだけ見ればいいさ。きっとイメージは掴めるはずさ。というコーナー

淡・・・・*・濃

甘・*・・・・辛

酸味:すこし

苦味:若干

渋み:僅かに

香り:そこそこ

液が鈍く流れてくる

いつも通りワイングラスに注いで香りを確かめます。落ち着いていながら華やか系の香りがいくらか。

そして飲みます。温度低いのもあるけど凄く濃いです。精米歩合50%でこの濃さはありえないと思って調べてみると山廃とのこと。ここで納得しました。精米歩合の数字が小さくなるほど濃いという感想は減っていき、40%以下になると「雪が溶けるような」舌触りを感じることがしばしばですがこれはそうじゃないんですね。純米吟醸ではありえないような濃厚さ、利根錦の生酒*1を感じた理由はおおよそわかりました。温度が上がるとだんだんライトになってきてここから先は自分の求めるものではないなと思ったのでその後もきっちり冷やして飲みました。

 最後まで濃厚でしたね。もう感動しっぱなしでした。

 

 

 

評価:8.7/10(次は別スペック買います)

 

それではまた

 

 

書きたい記事メモ

  • コラム・日本酒のここが難しい(知識・布教・アテ・温度)

 

 今回の関連記事は精米歩合50%繋がりで

thirunia.hatenablog.jp

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thirunia.hatenablog.jp

 

ブログへのリンク、記事紹介について

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*1:(利根錦の純米吟醸は例年日本酒度-4前後出します)

<43>【日本酒の記録】群馬泉 淡雪草 純米生酒

どうもこんばんはティルニアです。今日は世にも珍しい若水飲み比べの時間でございます。若水は愛知県出身ですが群馬でもよく栽培されているんでしばしば使われています。この2つ以外にも左大臣とかね。

thirunia.hatenablog.jp

速醸と山廃なんですけど酸度は速醸のが高いんで参考になるかはかなり怪しいです。では本題へと言いたいのですがその前に宣伝

【告知】

普段ブログに残してるような記事達から群馬と道東酒を中心にピックアップしてコピ本にします。今日のこれもリライトして載っけますのでサンプルだと思っといて下さい。詳細問い合わせはツイッターまでどうぞ。

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せっかくなので若水50%組飲み比べ。

さて、今日が初登場の太田市は島岡酒造さんが作る群馬泉の淡雪草という変わり種日本酒です。いつからかわかりませんが純米吟醸から純米に特定名称をチェンジして販売を続けています。

その島岡酒造さんですが山廃を主軸に据えるという変わった酒蔵です。下記のHPで触れているように昔から地元で親しまれてきた旨酒を求めているから、日本酒醸造に使われる水では硬度高めな9度(灘と同じくらいだとか…)だということもあり旨酒、山廃重視の方向性で作っているらしく。

話をこのお酒に戻しまして淡雪草です。「うすゆきそう」と読むらしいのですが変換だと「あわゆきそう」でしか変換できず。GOOGLEIME使ってるので新語の変換精度は割と高いはずなので単純に知名度不足かと思います。

ではスペックへ

まずはスペック

度数:14度
使用米:地元産若水
精米歩合:50%
火入れ仕様:本生
日本酒度:+3
酸度:1.6
使用酵母:山廃なので蔵付き酵母
備考:山廃、4月出荷の春酒、12月開栓。

価格:528円/300ml

上の包紙に書いてある通り山廃です。しかしこの精米歩合特別純米酒すら名乗らないのは凄く不思議です。
では感想の方へ

ティルニア舌メーター

この後の文章がわかりにくいならこっちだけ見ればいいさ。きっとイメージは掴めるはずさ。というコーナー

淡・・*・・・濃

甘・・*・・・辛

酸味:いっぱい

苦味:無し

渋み:無し

 香り:いくらか・メロン系

度数だけあって淡く、酸味が前面に

 何時も通りワイングラスに入れて香りを確かめます。メロン系が主に。山廃と包装にあったので少し注意してみると山廃らしい酸味がブワッと。気にすれば案外わかるもんなんですね。色は時間のせいか元からなのか若干黄色がかってます。

そして飲みます。名前の通り軽いですね。自分としては趣味なタイプではないけどスイスイ飲めていいんじゃないですか。味わいはやはり酸が効いてますがやや弱めの甘旨といいバランスで流れていきます。

ちなみに飲み比べの方ですがどちらも酸度があったんですけど緑風街(結人の蔵なんで当然ながら日本酒度マイナスです)の方がしっかり甘かったです。緑風街は基本スッキリなんだけど食べ物と合わせると甘いという。酸味は淡雪草の方が強く感じました。

勿体無いんで残り1合はお燗します。甘めなんでぬる燗に。これでも物足りない。酸味がきっちり出てるんでもっと熱いお燗も行けると思います。冷たいので物足りない人には50~55度くらいがちょうどいいかと。

 

特に精神方面で調子良かったのもあるけど久しぶりにいい酒飲めたなって感じします。今季は群馬泉も何本か買って見ようかな。
あまりにも熱が入ってしまったので評価はまた来年に回します。では次の記事でまた

 

参考HP:

【群馬発 元気印】島岡酒造 150年続く蔵元 こだわりの「山廃」製法 (1/4ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ)

群馬泉|島岡酒造株式会社 - 日本の酒蔵めぐり

<42>【日本酒の記録】浅間山 純米しぼりたて生酒

最近お初の銘柄を取り上げることが多いですね。まだこんな年なのでそれも当然なわけですが…ということでティルニアです。

さて、遂に新酒記事です。

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隣に出羽燦々も並んでたけどせっかくだし新酒買いたい生酒党俺氏
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