宅飲み派日本酒ブログ:口当たり甘め

21から日本酒ばかり飲んでいるティルニアが日本酒の話をするところ。

北海道米で作る日本酒アワード2023に参加しました

ご無沙汰の更新となりました。

北海道米で作る日本酒アワードに行ってきましたので全種類簡単に感想とその中身を紹介します。ブラインドテイスティングの後に何項目かを評価、その後総合評価を行う方式です。

出典:

-北海道米でつくる-日本酒アワード2023

出品酒の一覧

道内以外にも各地の有名蔵がいくつか参加しています。

審査したお酒達

良かったお酒をいくつかピックアップします。常温ということもあり冷酒向けの日本酒の評価はやや低くなっていること、プラカップに事前に注がれた日本酒を審査する点に注意。

一番の五稜辛口は上川大雪の他のお酒とは違い評価が下がりました。最初ということもあり若干評価が低いかもしれません。

最初の好き評価は姿の純米吟醸です。確かきたしずくのはず。

七番の金滴酒造は13度の低アルです。香りには明確に改善の余地があると思いますが軽快で味のない道産酒の中では個性的で光るものがあります。アテがない審査会場となるとなおさらです。八番は吟風國稀のリニューアル版です。無難で欠点の少ない純米酒です。海鮮系の居酒屋なら選択肢になり得ます。

9番は上川大雪十勝の純米吟醸です。バランスもよくすごく美味しかったです。

10番は小樽の田中酒造のものです。この蔵のお酒はどれを飲んでもレベルが高いと思います。

12番は上川大雪の上川の方のお酒です(と書いたんですが恐らく製造は帯広のほうかと思われます)。価格設定は割高ですが安定して美味しいです。最近山廃の熟成酒まで出しましたね。個人的には16度くらいの山廃が好きです。十勝の山廃原酒も美味しいですが少し濃いので。

13番は男山の復古酒…恐らく昔のレシピで甘いお酒をと言うやつです。仙禽の貴醸酒的な個性的ナノが好きならおすすめします。私は好き。

15番は福司酒造の五色彩雲(ごしきのくも)です。色気のあるお酒でブラインドでも十分魅力的でした。

16番は半蔵の純米吟醸吟風でした。魅力的ではありませんが欠点の少ないお酒です。

18番は三千櫻の純米吟醸きたしずくでした。一口目から旨いと思いました。また、特に出品されている純米吟醸の中でも厚めでした。

19番は竜神でした。独特の果実の香りがあり、味も美味しかったです。

総評

ということで私の高評価したお酒は一度飲んだことある蔵のものが殆どでした。単品で飲むとしたらやはり辛口のお酒は評価が下がってしまうんですよね…こればかりはしょうがないと思いますがその中でもしっかり残ってくる上川大雪さんはさすがだなと感心しました。