宅飲み派日本酒ブログ:口当たり甘め

21から日本酒ばかり飲んでいるティルニアが日本酒の話をするところ。

<50-51>新春日本酒連続レビュー番外編 松の司しぼりたて/十六代九郎右衛門山廃雄町&生酛金紋錦

こんばんはティルニアです。昨日はヴェデットのIPAを開けたんですけどあのボディから来る苦味のバランスが最高の一本でした。ビールとしては割と甘めじゃないかな?IPAだから苦味出るけど。辛口IPAだとシュンとしてしまいますが当たりに出会うと良かったなって思います。

 

ということで1月上半期に飲んでたお酒の記録です。あれこれと作業やらやってみたいことが溜まっていまして今回は簡易的な更新になります。今日は1つの記事にできるほど文字書けなさそうだったお酒たちです。念のために言っておきますが悪かったということではないですよ。むしろ良かったほうです。では本題にいきましょう。

松の司はいつもの店で、九郎右衛門は伊勢崎に取扱店があるのでそこまで出た時に買ってきたやつです。伊勢崎の某所、最寄り駅でも歩いて20分とアクセス悪かったのでレンタサイクルで行かないとならんのですが素晴らしい店でした。群馬南部にお住いの方は是非どうぞ。検索すればすぐ出るんで調べて行きましょう。

 松の司 純米吟醸しぼりたて

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度数:16度
使用米:麹山田錦、掛け吟吹雪
精米歩合:60%
火入れ仕様:本生
日本酒度:+2
酸度:1.4
使用酵母:自社酵母(金沢酵母だと思います)
備考:あちこちで情報がバラバラなんで詳細がわかりません。無濾過なのは多分間違いないかと。原酒なのかはわからん…

価格:1400円(税抜き)

通常品よりちょっぴり高い新酒の時期限定の生酒です。

thirunia.hatenablog.jp

香りは僅かにフワッと。これに関してはもう悪いところ感じないってコメントだけでいいと思います。少しでも辛口が苦手でないなら一度試してください。最高の食中酒です。僅かに辛口、アル添してないなっていう純米らしい口当たり。やや軽めで生らしい刺激で切れもよし。特別重たい刺激とかうすにごりしか飲めませんみたいな人でもない限りいけると思います。

 九郎右衛門 山廃特別純米赤磐雄町/生酛特別純米金紋錦

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度数:16度
使用米:赤磐雄町
精米歩合:60%
火入れ仕様:本生
日本酒度:
酸度:
使用酵母
備考:無濾過生原酒

価格:1728円(税込み)

 

 

 

 税込みなんでそのままだと1600円ですかね。後、単体記事では長野県の酒が初登場です。長野だと大信州くらいしか好きな酒知らんのでもう少し開拓してみたいが取扱店という厚い壁が…

まずは雄町の方から。初日はスモーキーでちょっと微妙かなって思ってたんですけどさすがに山廃雄町だけあって時間経って角が取れてきてからが良かったです。2日目以降はイソミアル系のメロン香に序盤の甘口らしさ、下で味わうとわかる雄町らしい味の広がりを感じることができます。自分の場合山廃純米雄町を狙って買うとそこまで外さないらしくこれもそうでした。時間経ってたからか酸味はそんなに出てなかったですね。ラベルで謳ってるほどではなくて拍子抜け。

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 次に金紋錦です。この記事のMVP。これが良かったんですよ。かなり感動したし、また買いたいと思わされました。

香りはすっきり柑橘系のものが。含むと序盤はやや辛口なんですけどその後クリアながら味が出てくるんですね。雄町みたいな広がり方ではなくあくまで硬い液性のままではあるんですけど序盤の味からは想像できない変化の仕方してくれました。雄町もそうだけど冷蔵庫から出して少しだけ温度上げてから飲み始めるのがオススメです。

九郎右衛門買う時に酒屋の主が「九郎右衛門はベタベタした甘さではないから」と言っていましたがその通りでしたね。普段見ない銘柄ばかりで戸惑いましたがいい買い物ができました。

 

 

それではまた次の記事でお会いしましょう。

 

書きたい記事メモ

  • 渡船 純米吟醸しぼりたて
  • 町田酒造 美山錦にごり
  • 分福 純米直汲み生原酒
  • その他複数

 

おまけ:Twitterに掲載した最新の一本

<49>新春日本酒連続レビュー3 仙禽 初槽 直汲みあらばしり

こんばんはティルニアです。Civ5で時間が吸われたのもあってずいぶん時間が空いてしまいまして新春というには遅い時期になってしまいました。ということでこのシリーズはこれで一度締めて通常の更新に戻ります。その前に1つの記事にならなさそうなやつまとめ記事は各予定です。

ということで1月上半期に飲んでたお酒の記録です。量が多すぎて通常の記事にはできないので色々と控えめです。

今日のやつはコミケ帰りに東京駅構内のはせがわ酒店で買ってきたやつの片割れです。自分も随分銘柄の種類覚えたのに買う店は増やせてないので初めての店行ってもなんとなく買いたい銘柄が出るようになりましたね。

そんな気になる銘柄の1つ、仙禽です。人気蔵の1つですね。ドメーヌ化して全ての使用米が地場産になったようですが人気が衰える様子はなさそうです。

初槽と題して最初のタンクのあらばしり、中取り、責めの3つをそれぞれ発売しているようです。ちなみに責めだけちょっと安い。あらばしり大好き人間の私は迷わずこれを選びました。

ちなみにもう1本は渡舟を買いました。どっちも甘口だけど対照的な二本でしたね。
ではスペックへ

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 まずはスペック

度数:15度
使用米:麹山田錦、掛け五百万石
精米歩合:50%
火入れ仕様:本生
日本酒度:
酸度:
使用酵母
備考:無濾過生原酒、直汲み、

価格:1600円(税抜き)

北陸方面などでたまに見かける麹山田錦で掛け米は五百万石を使ったお酒です。特筆すべきは原酒で15度というところでしょうか?

強いて言えばまた無濾生原酒買ってる…といったところですかね。

では感想の方へ

ティルニア舌メーター

この後の文章がわかりにくいならこっちだけ見ればいいさ。きっとイメージは掴めるはずさ。というコーナー

淡・・*・・・濃

甘・・*・・・辛

酸味:そこそこ

苦味:あんまり

渋み:あんまり

バランスの良い甘酸とバナナ香

 香りは穏やかなバナナの香りがします。

含むと優しい甘酸味が出てきておりと合わさって優しく、やや淡い粒が流れていきます。そのまま甘酸味が優しい粒でコーティングされて喉に吸い込まれていきました。

日本酒によくある苦味や渋みはほぼ感じなかったと思います。スイスイ入っていくかなり危険なタイプで、気づいたら玉川と同じ日に飲んだにも関わらず二合飲んでいました。
あらばしりと名の付く酒はどうしてこう飲みやすいのが多いのか…僅かに入っているおり含めてまた好きなものが増えました。今年は新酒ラッシュに呑まれて結人のあらばしり買えませんでしたがこの調子だとどんどん逃していく酒が増えそうです。

 仙禽の定番スペックは取扱店が無くて全く飲めてないのでまた機会作って飲みます。

 

評価:8.7/10

 

 

それではまた次の記事でお会いしましょう。

 

書きたい記事メモ

  • 渡船 純米吟醸しぼりたて
  • 仙禽初槽 あらばしり
  • 町田酒造 美山錦にごり
  • 分福 純米直汲み生原酒
  • その他複数

 

おまけ:Twitterに掲載した最新の一本

 

 

<48>新春日本酒連続レビュー2 玉川 純米吟醸手つけず原酒 雄町

こんばんはティルニアです。ずいぶん時間が空いてしまいましたが連載第二回の記事になります。

さて、今日も大晦日から1月上半期に飲んでたお酒の記録です。量が多すぎて通常の記事にはできないので色々と控えめです。

今日の記事はいつもの酒屋で流輝と合わせて買ってきたやつです。年末までに無くなるぞとのことだったので趣味合いそうだし迷わず選びました。。実際年明けに松の司を買いに行ったときには3つあるうちの1種類が僅かに陳列されていたのみでした。

ということで京都の海沿いで造られてる日本酒、玉川です。前回はこちら↓

thirunia.hatenablog.jp

その中でも今日の記事は今年新発売の雄町の手つけず原酒という珍客です。手つけず原酒は五百万石と日本晴が出ていたようですが詳しいことはわからないのでスルー。意味はいわゆる直汲みと同じですかね。ではスペックへ

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 まずはスペック

度数:17度
使用米:雄町
精米歩合:60%
火入れ仕様:本生
日本酒度:
酸度:
使用酵母
備考:無濾過生原酒、いわゆる直汲み、仕込み15号

価格:1800円(税抜き)

数値も何も書いてないのでここで語ることは何もないです。強いて言えばまた無濾過生原酒買ってる…といったところですかね。

では感想の方へ

ティルニア舌メーター

この後の文章がわかりにくいならこっちだけ見ればいいさ。きっとイメージは掴めるはずさ。というコーナー

淡・・・・*・濃

甘・・・・*・辛

酸味:あまり感じることができない

苦味:ラストに出てくる

渋み:いくらか

巨大な刺激としっかりとした味わい、そして強烈な後キレ

 香りはセメダイン的なものが僅かに。

含むと最初は強烈な粒の大きい刺激が流れ込んで来ます。いくらかガス感も。しかし、しっかり味わうと舌に雄町特有の味わいが広がっていきます。
最後は段々とした、苦渋を併せた巨大なキレがやってきて喉奥に流れていきました。
さすが玉川だけあってしっかりとキレるわけですが、アルコール感だけでスーッとなるんじゃなくて強いアルコール感を感じさせないのがいいんですよね。

 二日目は開栓すると栓が思い切り飛んでいきました。わざわざ密閉栓にしてるだけありますがここまで元気なのは初めて当たったのでちょっとびっくりしてしまいました。

結局4日ほどかけて飲みきりましたが経過で悪くなることはなかったです。他の玉川を楽しむときは一月くらいじっくりやってみたですが我が家の夏の冷蔵庫にそんな余裕はあるんでしょうか?

 

評価:8.7/10

 

また1つ素晴らしいお酒に出会えました。 うちのブログにしては珍しく辛口のお酒でした。

それではまた次の記事でお会いしましょう。

 

書きたい記事メモ

  • 渡船 純米吟醸しぼりたて
  • 仙禽初槽 あらばしり
  • 町田酒造 美山錦にごり
  • 分福 純米直汲み生原酒
  • その他多数

 

おまけ:Twitterに掲載した最新の一本

 

 

<47>新春日本酒連続レビュー1 尾瀬の雪どけ純米大吟醸新年御用酒

さて、今日からは大晦日から1月上半期に飲んでたお酒の記録です。量が多すぎて通常の記事にはできないので色々と控えめです。

まずは年越しで呑んだ尾瀬の雪どけから。

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尾瀬の雪どけの季節物の中でも毎年年末に出るレア物です。なぜか早く有力照れます。

なぜそんなに早く売り切れるかは次に項で少しわかるかもしれません。

 まずはスペック

度数:16度
使用米:
精米歩合:39
火入れ仕様:本生
日本酒度:
酸度:
使用酵母
備考:毎年12月中旬発売

価格:1650円(税抜き)

 39%!安い!これで旨いならアドの塊!!これしか情報無いので話すこと無いです。

では感想の方へ

ティルニア舌メーター

この後の文章がわかりにくいならこっちだけ見ればいいさ。きっとイメージは掴めるはずさ。というコーナー

淡・・・*・・濃

甘・*・・・・辛

酸味:少なめ

苦味:いくらか

渋み:

高精白らしい濃厚な甘み

 香りはパイン系の濃厚なものが。裏貼りに書いてある花の蜜というのも納得の濃厚なものです。

含むと濃厚な甘みが前面に出てきてもったり舌に絡みつきます。

その後僅かな酸味とやや足りない苦味が出てきて喉に吸い込まれていきました。

 

甘すぎるのラインをギリギリ踏み越えない脆いバランスの上に成り立っていた一本だったと思います。

 

 

評価:8.6/10

 

 

それではまた次の記事でお会いしましょう。

 

書きたい記事メモ

 

おまけ:Twitterに掲載した最新の一本

 

 

 

【宣伝告知】固定ツイート画像作ってみました

数多い日本酒ブログの中でも「京都、滋賀に特化」「初心者でもわかりやすい」という珍しい方針と見やすいレイアウトで一定の評価を得ているダットさんのブログにあるこの記事を見てやりたくなったので自分も作ってみることにしました。

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で、そのツイートがこれ

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