今日はある意味とてつもないレア酒の記事です。かつては良寛で知られ25BYを最後に廃業してしまった美の川酒造の鑑評会出品酒です。なんと新潟県産雄町を使用しています。美の川・良寛ラヴァーとしてこれほど嬉しい品はありません!!!
Twitter見てる方はご存知かと思いますが良寛が大好きな私が手に入れたお宝です。しーたかさん主催の九平次をまとめて飲むオフの二次会で行った酒屋で入手しました。
オフでは九平次の中では協田がお気に入りで唯一?2杯いただきました。
その後酒屋に行きたかった自分は、きたろーさん(きたろーの酒ノート)推薦で二次会の某酒屋に。色々と話すうちにレジの裏で発見したのは「良寛」の文字。美の川酒造の酒を求めたところ店主推薦でこれを勧められました。もう一本と合わせて迷わず購入。飲む酒が無くなるまで靴箱で待機してもらってました。靴箱にはまだ山崎が眠ってますんでそのうち記事になってるはずです。
この文字だらけ感はなんとなく悦凱陣なんかを思い出します。
ではスペックへ
まずはスペック
度数:17度
使用米:新潟県産雄町(長岡市、旧小国町・淡路町産)
精米歩合:40%
火入れ仕様:火入れ
日本酒度:+2
酸度:不明
使用酵母:不明
備考:酒屋にて常温保存。2月購入で常温保管。
備考2:19BY、2008.8製造、原酒
価格:不明(三千円くらいですがとある事情から値段は知りません…)
美の川酒造は新潟で唯一新潟県産雄町を使用して日本酒を造っていました。美の川酒造は倒産しましたが、今は25BYの「越の雄町」「良寛」等が苗場酒造から販売されています。
鑑評会出品酒ですが大吟醸としてもよくあるスペックだと思います。
O3さんが恐らく同じ店でこれの年度違いを手に入れてたのを見たのでそのうち記事が上がるかもと思ったら同じ日に記事が上がりました。
では感想の方へ
ティルニア舌メーター
この後の文章がわかりにくいならこっちだけ見ればいいさ。きっとイメージは掴めるはずさ。というコーナー
淡・・*・・・濃
甘・・*・・・辛
酸味:適度
苦味:すくない
渋み:そんなに
十年の時を重ねて穏やかで伸びのある酒
いつもどおりにワイングラスからスタート。チョコ香と荒々しい刺激臭がして初日は微妙な感じ。含んでも荒くて微妙。この酒基準の評価なのでこの時点でも悪くないです。ちなみに冷やすと悪くなったのでこの後もずーっと常温で飲んでます。
二日目。含むとスーッと伸びていき口の中で見事に膨らみます。割と穏やかながら甘さがあり伸びと合わせて素晴らしいです。この日辺りから含み香に雄町らしいイチゴ香が混じっていきます。キレ際にピリッとアルコールの辛味もありベタつかずそれもよし。
二日目には弾力のあった伸びと膨らみも四日目になるとだいぶ穏やかになっています。 よりスルッと入っていきますね。
10日目くらい。ギザギザと荒れてしまって微妙な感じに。開栓後にもっと放置すればよかったのかもしれません。経験的に吟醸酒は一部の銘柄以外一週間以内にヘタるので早飲みだったのかどちらなのか…どちらにしろ素晴らしい日本酒でした。
これがもう二度と造られないのは残念で仕方ありません。
当時のツイッター
軽くチョコ香と刺激臭。伸びがあって良し。まだ?ちょっと荒いかな。
— ティルニア@口当たり甘め (@thirunia0155) May 13, 2019
評価9.2/10(過去最高の体験ができた一本、思い出補正アリ)
おまけ
鷹長菩提もと純米酒(生酒)いってみましょう。 pic.twitter.com/2Xv5V43asA
— ティルニア@口当たり甘め (@thirunia0155) 2019年6月1日
過去の良寛シリーズはこちら