まえがき
満を持して福司酒造の新ブランド五色彩雲です。実は去年も山廃仕込みの純米が出てきますので後ほど記事にします。サブブランドのNusamaiは道民なら天気予報でいつも見るお天気カメラから映る橋の名前ですが道外だと知らない人も多いかもしれません。東日本大震災の津波の映像の方が道外だと通りが良いかもしれない。
どうでもいい話はこのくらいにして突如北海道で山廃仕込みを始めたこの酒を飲んでいきましょう。昨年山廃純米酒が初めて出てきたときは、隣の蔵に川端杜氏という山廃仕込みの天才が居るとはいえ海鮮の街で山廃を仕込むのか!と大いに驚きました。
ではスペックへ
まずはスペック
度数:15度
使用米:ピンネ農協産吟風
精米歩合:60%
火入れ、加水仕様:火入れ
日本酒度:+2.0
酸度:1.7
アミノ酸度:
使用酵母・酒母:山廃
備考:7月製造7月開栓
蔵元紹介文
五色彩雲ブランドのレギュラー酒として誕生。
奥行きのある味わいを出しながらも、当社らしい気がついたら呑んでしまう飲みやすさを求めた酒質を目指しています。どこか落ち着く懐かしさと落着き、派手さがないがそれがよい。
価格:1870円(税込み)
吟風の山廃仕込みです。道産米の山廃や生酛は重くなりすぎないのがメリットというのが個人的理解です。吟風、あるいは道産米という視点からすると重たくできるという方が大事かもしれないですが日本酒的には没個性的。
では感想の方へ
ティルニア舌メーター
この後の文章がわかりにくいならこっちだけ見ればいいさ。きっとイメージは掴めるはずさ。というコーナー
淡・・・*・・濃
甘・・*・・・辛
酸味:そこそこ
苦味:すくなめ
渋み:すくなめ
タイプ:ややクラシック
味わいレビュー
開栓から5ヶ月、常温で。バランスが良く穏やかに膨らみますね。含み香はは生酛山廃特有のものがあるので苦手な人はNGです。
やや控えめに甘さが有り、山廃らしく酸味もあり。旨味は道産米らしくやや控えめな膨らみだが、吟風のせいか溶け感が若干あるかも。
やはり温めてみましょう。40度ちょっとで。味は伸びていい感じなんだけど個人的にはちょっとアルコール感がキツイ。加水したりもっと温度を下げたりした方が良さそう。そこらへんはまた後日。
個人的には去年のプロトタイプの方が好きだった印象です。昨年版を今飲むとまた違う感想になりそうですが。
評価 8.7/10
記録用コメント:福司酒造の新ブランド五色彩雲のデビュー作。道産米のお酒としてはかなり重ため。
ポジ++
ネガ
(ポジ+++のお酒は特に気に入ったお酒です。)
それではまた次回